問題文
球面上を、同じ大きさの「球面上の正 N 角形」 1 種類で被りなく、埋め尽くすように敷き詰めることは可能ですか。
ただし、球面上の多角形の定義は以下の通りとします。
- 球面と、球の中心点を通る平面が重なってできる円周を「大円」と呼びます。(例えば、地球上の経線や赤道は大円ですが、北緯40度線などは大円ではありません。)
- 球面上で、 2 点を通る大円の弧のうち長くない方を「球面上の線分」とし、球面上の異なる K 点を順に「球面上の線分」で結んだとき囲まれる図形のうち、面積が球面の表面積の 2 分の 1 以下である方を「球面上の K 角形」とします。
- ただし、この時できる K 個の線分が、端点以外で交わっている場合および、連続する 2 つの線分が同一の大円上に存在する場合には「球面上の K 角形」とは呼ばないことにします。
(後者は、平面で例えて言えば、 3 角形の辺上の点を「 180 度の角」と主張して 4 角形として扱うことはしない、という意味です。)
- さらに、この K 個の頂点を一つずつずらすように回転させたとき、元の図形と完全に重ねることの出来る場合、これを「球面上の正 K 角形」とします。
【参考図】
制約
- 2≤N≤100
- 入力はすべて整数である。
入力
出力
与えられた条件を満たすように敷き詰めることが可能であれば Yes
を、不可能であれば No
を出力してください。
サンプル
球を xyz 空間に置き、原点を中心としましょう。
この時、球の表面のうち x≥0,y≥0,z≥0 の部分は球面上の正三角形です。( xy 平面、 yz 平面、 zx 平面は全て球の中心、すなわち原点を通ります。)
また、対称性より、このような部分は x,y,z の符号の組み合わせ 8 通りに対して全て大きさが等しいことも分かります。よって、球面上を正三角形で埋め尽くすことができています。
なお、この時例えば z=0 で球を(北半球と南半球のように)二分割し、 z≤0 部分だけを、 z 軸を軸として自由に回転させた形も、題意を満たす敷き詰めになっています。