まず、操作 2 のみ行うことを考えます。
操作 2 は何度でも行えるので、 S の奇数番目の文字同士、偶数番目の文字同士を自由に並び替えることができます。
ここで、
S の奇数番目の文字のうち、"a" の個数を a, "b" の個数を b,..., "z" の個数を z とおくと、奇数番目の文字の並び替えは
a!⋅b!⋯z!⌈2N⌉
S の偶数番目の文字のうち、"a" の個数を A, "b" の個数を B,..., "z" の個数を Z とおくと、偶数番目の文字の並び替えは
A!⋅B!⋯Z!⌊2N⌋
となります。
これらは互いに独立であるため、操作 1 を行わないときの S の並び替えは
a!⋅b!⋯z!⌈2N⌉×A!⋅B!⋯Z!⌊2N⌋
通りです。
さて、S1,S2 に操作 1 を行うことを考えます。
S1= "a" ,S2= "b" であるとき、上の式は
(a−1)!⋅(b+1)!⋯z!⌈2N⌉×(A+1)!⋅(B−1)!⋯Z!⌊2N⌋
のようになります。
なお、これは i,i+1 の偶奇に則っているため、
S2= "a" ,S3= "b"のときは
(a+1)!⋅(b−1)!⋯z!⌈2N⌉×(A−1)!⋅(B+1)!⋯Z!⌊2N⌋
となることに注意してください。
これを 1≤i≤N−1 において、隣り合うアルファベットの組み合わせについて、重複を除いた後に上の処理を考えると、この問題を解くことができます。