解説

この問題では与えられた操作により、modmod 22 の行基本変形を行うことが出来ます。

まず、[操作] を組み合わせることにより、以下のような [操作 X] を実現することができます。

[操作 X]
整数 i,ki,k (0iN1),(0 \leq i \leq N-1), (1kN1)(1 \leq k \leq N-1) を選び、AiA_i xorxor A(i+k)modNA_{(i+k) mod N}A(i+k)modNA_{(i+k) mod N} に代入する。

例えば、他の要素を変えずに、AkA_k (1kN1)(1 \leq k \leq N-1)A0A_0 xorxor AkA_{k} に置き換える方法を説明します。
i=0,1,,k1i=0,1,\dots ,k-1 と順番に操作を行うと、各 ii (0ik)(0\leq i \leq k) について、AiA_iA0AiA_0 ~A_i の累積 xorxor に置き換わります。
次に、 i=k2,,1,0i=k-2,\dots ,1,0 と順番に操作を行うと、A0Ak1A_0~A_{k-1} の要素が元に戻り、
AkA_k のみが A0AkA_0~A_k の累積 xorxor に置き換わった状態になります。
そして、i=1,2,,k2i=1,2,\dots ,k-2 と順番に操作を行うと、各 ii (1ik1)(1\leq i \leq k-1) について、AiA_iA1AiA_1 ~A_i の累積 xorxor に置き換わります。
このとき、AkA_kA0AkA_0~A_k の累積 xorxor であり、Ak1A_{k-1}A1Ak1A_1~A_{k-1} の累積 xorxor であるため、
i=k1i=k-1 の操作を行うと、AkA_kA0A_0AkA_kxorxor になります。
最後に、i=k2,,2,1i=k-2,\dots ,2,1 と順番に操作を行うと、A1Ak1A_1~A_{k-1} の要素が元に戻ります。
(ここでは i=0i=0 から始めていますが、他の整数でも同様に行うことができます。)
よって、[操作] を組み合わせることで、[操作 X] を実現することが示せました。

また、[操作 X] について、整数 i,ki,k を適切に選ぶことによって、
以下の操作のように言い換えることができます。

[操作 Y]
異なる 22 つの整数 i,ji,j (1i,jN)(1 \leq i,j \leq N ) を選び、AiA_i xorxor AjA_jAiA_i に代入する。

数列 AA の各要素の 22 進表記を 11 つの行とし、modmod 22 の行列と考えると、
上記の操作を組み合わせることで、modmod 22 における行基本変形を行うことができます。

行基本変形が行えることから、掃き出し法で行列の基底を求めることができます。
掃き出し法によって求めた基底は、各基底の最上位ビットを他の基底が持たない( 11 でない)という性質があります。
求めた AA の基底を小さい順に e1,e2e_1,e_2 \cdots eke_k とします。
また、操作後の数列を AA' とします。

AA' の各要素は基底のうちいくつかを xorxor で組み合わせたものになります。
要素として考えうる最大のものは、全ての基底を xorxor でつないだものです。(これを ZZ とします。)
なぜなら、上で述べた性質より、ZZ は全ての基底の最上位ビットを持っており、
これから 11 つ以上の基底を取り除くと値が真に小さくなるからです。
よって、 Z=e1Z=e_1 xorxor e2e_2 xorxor \cdots xorxor eke_k となります。

AA' の各要素の和を大きくするには、AA' をできるだけ多くの ZZ で埋めたいです。
ただし、AAAA' は同じ基底を取ることができる必要があり、全ての要素を ZZ にすることはできません。
そのため、各基底の xorxor11 つずつとる必要があります。
また、ZZeke_k が含まれているため、 基底の中で eke_k のみ xorxor をとる必要がありません。
具体的には、以下のような AA' は、AA と同じ基底をとることができます。

A=(A'=( ZZ xorxor e1e_1 ,, ZZ xorxor e2e_2 ,, \cdots ,, ZZ xorxor ek1e_{k-1} ,, ZZ ,, \cdots ,, ZZ ))

このとき、各要素の和が最大となります。
この数列に対していかなる操作を行っても各要素の和が真に小さくなることを示せばよいです。
この数列に対する操作とは、(AA と同じ基底を取ることができるという条件の下で、)要素を選び、任意の基底の xorxor をとることです。
まず前提として、要素 ZZ xorxor eie_ieie_ixorxor をとることはできません。
AAAA' が同じ基底を取ることができるという条件に反してしまいます。
要素 ZZ xorxor eie_ieje_j (ij)(i \neq j)xorxor をとることを考えます。
ZZ xorxor eie_ieje_j の最上位ビットを持っているため、xorxor をとることで要素の値は真に減少します。
これは、要素 ZZ xorxor eie_i に複数の基底の xorxor をとった場合でも同様です。

よって上の AA' のときが各要素の和が最大になります。
全体の計算量について、掃き出し法を行うことで O(NB2)O(NB^2) となります。(BB を各要素のビット数とします。)